教育、学び、そして学校 〜 注18

公開: 2024年2月7日

更新: 2024年2月7日

注18. 人型ロボットとコンピュータ

人型ロボットとは、人のように2本の足で立ち、歩き、2本の手を使ってものをつかみ、カメラの目でものを見ることができ、小型マイクの耳で外部の音を聞き、スピーカの口から声を発し、小型のコンピュータで物事を認識し、人間の言葉を理解して、反応することができる機械です。

ロボットは、もともと人間の動作を真似ることができる機械に付けられた名前です。これを提案したのは、チェコの小説家で、彼の小説に登場する機械でした。しかし、彼が想像したロボットは、コンピュータがない時代だったので、自分で考える能力はありませんでした。手塚治虫が考案した漫画の主人公、「アトム」は、米国で電子計算機が開発された直後の発想であったため、人間のように考えることができるロボットとされたようです。

手塚治虫が鉄腕アトムを考案したとき、まだ半導体が発見されていなかったため、集積回路は、想像すら難しい時代でした。その手塚氏が想像した電子計算機は、蒸気機関や内燃機関のようにたくさんのパイプがつながっている箱形の機械でした。

参考になる資料